有名なドラッグ・クィーンが紹介するメイク動画！髭や眉毛をカバーするメイク術は見事

今や男性もメイクを楽しむ時代。

LGBTQ＋のアイコン的な存在であるドラァグクイーンは、
先陣を切ってメイクを楽しんできました。

女装のプロであるドラァグクイーンは、
衣装も豪華ですがやっぱりすごいのがそのメイク！

男性から完璧な女性へとメイクで顔をつくりかえます。

今回ご紹介するのは、ルポールのドラァグレースでも馴染み深いドラァグクイーンのメイク動画。眉毛を消し、顎をシャープに見せ、髭をカバーするその独自のメイク術は見事。

最初にドラァグクイーンのメイクでポイントとなる点をご紹介します。

ドラァグクイーンのメイクの掟

ドラァグクイーンのメイクはクィーンによって仕上がりや見栄えが全く違いますが、
個性があるものの、いくつか共通する押さえておくべきポイントがあるのでみてみましょう。

地眉毛はスティック糊で完全に固める

眉毛は顔の表情を決めるのに重要な役割をしています。
女性的な表情をつくりだすためにドラァグクイーンは一度自分の眉毛を消し去って、好みの眉毛を書きます。

そこで登場するのがスティック糊。

ドラァグクイーンの中には完全に眉毛を剃っている方もいますが、
眉毛が残っている人は眉毛が浮いてこないようにステック糊で何度も塗ってガチガチに固めます。

ファンデーションを塗って顔を白紙にする

ドラァグクイーンのメイクは、自分の顔をパレットとみたてて絵を書いているという表現が近いと思います。
シャドーやアイメイクを施す前に一度ファンデーションを塗ってマネキンのように何もない状態にします。

男性の場合髭や肌の粗さなどが目立ってしまう場合があるため、この工程が非常に重要です。

眉毛・目・唇は大きく印象的に

男性は女性よりも顔の形がしっかりしている場合があります。

顔のサイズをシャードーなどで調整するのは限界があるため、
眉毛・目・唇のパーツを大きく印象的にメイクを施すことがポイントとなってきます。

パーツが大きく見えるようにメイクすると、
相対的に小顔に見える効果があります。

アイメイクはまぶたまで大胆に

アイメイクというと、まぶたは薄めのカラーで目の際から２−３ｃｍくらいにアイラインなど濃い目の色を入れるのが女性がする一般的なメイクですが、ドラァグクイーンのアイメイクは、まぶたまで濃いめのメイクを施します。
イメージとしては、眉毛の直下までアイメイクをします。

デカ目効果が素晴らしい。

鼻筋は高くなるように整える

どのドラァグクイーンも鼻筋はすっと高くなるようにハイライトを入れています。
他のパーツは大きく、鼻は小さく高くが美しくなる秘訣のようです。

つけまつげは３重ね付け

デカ目にするのに欠かせないのが、つけまつげ。
ドラァグクイーンはより印象的にするために、市販のつけまつげを３重にしてつけています。
下睫毛も２重にしてつけているドラァグクイーンもいます。

男性→女性の変化を楽しむ

メイクをしている時、ドラァグクイーンたちはとても楽しそう。
女性としての自分は違う分身として扱っている人が多いため、
彼女は今日きれいになるわよ！など意気込みながらメイクをしています。
モチベーション大切です。

Valentina バレンティナのメイク

Valentina バレンティナは、ルポールのドラァグレースシーズン４に登場した強者。
元々目がパッチリしていて美しい顔をしていますが、やっぱりドラァグクイーンのバレンティナは格別。

PLASTIQUE TIARA プラスティック ティアラのメイク

ル・ポール・ドラァグレースのシーズン11で登場したベトナム人出身のプラスティックのメイク術は女性でも真似したいくらい、素晴らしい。

Aquaria アクエリアのメイク

ル・ポール・ドラァグレースのシーズン10の強者アクエリア。アクエリアのメイクは非常に個性的でユニークなものが多い。若くて野心にあふれる美しさをそのまま表現している。

Edward Alissa エドワード・アリッサのメイク

プロのダンス振付師エドワード・アリッサは先程登場したプラスティックのドラッグマザー。
アリッサのメイクは地眉毛を活かすメイク。より自然な状態で美人顔を作り上げています。

プロのダンス振付師エドワード・アリッサのドキュメンタリーNetflixで配信しています。
徹底された美への執着がみれるのでオススメ。

ダンシング・ドラァグ・クイーン | Netflix (ネットフリックス)

FARRAH MOAN ファラ・モアンのメイク

ルポールのドラァグレース、シーズン９に登場したファラ・モアン。
お人形さんのようなメイクがとてもかわいい。原宿が似合うなと常々思います。

Brooke Lynn Hytes’ ブルック・リン・ハイツのメイク

ルポールのドラァグレース、シーズン１１に登場したブルック・リン・ハイツ。
元々バレー劇団に所属していたという彼の柔軟性には驚愕だった記憶がありますが、
そんなブルック・リン・ハイツのメイクはとてもエレガント。気品漂うメイクをどうぞご覧あれ。

Miz Cracker ミス・クラッカーのメイク

ルポールのドラァグレース、シーズン１０に登場したミス・クラッカー。
身長があまり高くないせいかとてもかわいく見える。
おちゃめな性格もミス・クラッカーのチャームポイント。楽しそうメイクする姿が癒やされます。

Kim Chi キム・チーのメイク

ルポールのドラァグレース、シーズン８に登場したキム・チーは韓国出身のドラァグクイーン。
一重に顔もアジア人顔なキム・チーのメイクはとても参考になる。
そして何より、キム・チーのドラァグはセンスが良すぎる。
ドラァグレースの審査員からも絶賛されたキム・チーのメイク術をご覧あれ。

Violet Chachki ヴァイオレット・チャチキのメイク

ル・ポールのドラァグ・レース、シーズン７の強者ヴァイオレット・チャチキのメイク。
2018年には プラダのフォールキャンペーンの広告を手がけ、
「ファッション界のアカデミー賞」とも称されるMETガラに登場するなど活躍が素晴らしい。