ドラァグクイーンについて意外と知らない10つのこと!

ドラァグクイーンについて意外と知らない10つのこと!

豪華な衣装に身を包んで、華やかなステージを盛り上げるドラァグクイーン!
今回は、ドラァグクイーンについて意外と知らない10つのことをご紹介いたします。

人気TV番組「ル・ポール・ドラァグレース」のファンはよくご存知かもしれませんが、
ドラァグクイーンとは、女装をする男性(生物学的な性)のことを言います。

彼らは、独自の共通言語や文化を生み出し、
パフォーマーとしてステージを大いに盛り上げてくれるのです。

夜は蝶になるドラァグクイーン、昼間は何をしているのでしょう?
恋人は男性?女性?

彼らのプライベートは意外と闇に包まれている。
なので、人々の憶測で誤解されてしまっている点がいくつかあります。

筆者がドラァグクイーンの友人を通じて気づいた意外と知らないドラァグクイーンについてさっそくみてみましょう。

ドラァグクイーンが全員ゲイとは限らない

ドラァグクイーンというと、身振り手振りも女性的な人が多いことから、同性愛者、つまりゲイと思われることも多いのですが、そんな事ありません。
確かに大多数のドラァグクイーンがゲイであることは事実ですが、ストレートなドラァグクイーンもいます。

ドラァグクイーンは別の自分としてみているドラァグクイーンが多く、
一種の「芸術」として捉えられています。

なので、異性愛者もいるわけです。

二次元の彼女と現実の彼女は別モノとして好きっていう感覚が近いのかな。。。?

ドラァグクイーンは女性になりたいわけではない

男性が女装をしているからといって、生物学的に女性になりたいわけではありません。

確かにドラァグクイーンからトランスジェンダーになったクィーンも何人かいますが、
大多数がただ単に「女装」を楽しんでいるケースが多いです。

女性ならわかるかもしれませんが、
メイクをしたあとの自分を見て自己満足に浸るでしょう。

全く別の自分に変身するってとても楽しいし、自信がみなぎってくるのです。

そんな感覚なのだと思います。

ディズニーランドで〇〇姫に変装したい、みたいな願望に近いと思います。

男性の方、是非トライしてみてはいかがでしょう?
メイクって楽しいですよ〜。

ドラァグクイーンは職業ではない!?

ドラァグクイーンは夜ショーに出てお金を稼いでいる描写が映画やドラマなど多いですが、
昼間は意外と普通に仕事しています。

ドラァグクイーンにすべてを賭けているクィーンもいますし、
お金のためにドラァグクイーンをやっていると発言しているクィーンもいます。

ただ、大多数のドラァグクイーンは意外と普段はワイシャツを着て会社に通っているんです。

ドラァグクイーンになるには、メイク、かつら、衣装かなりお金かかりますし、
ドラァグクイーンだけを生業としていたらやっていけないという現実的な理由もありそうですが。

ドラァグクイーンはなよっとした性格をしている?

ドラァグクイーンは話し方が、完全にオネエなので、
結構打たれ弱い女性的な性格をしているのかな〜っと思っている方、大間違いです。

ドラァグクイーンは、メンタルが超強く、情熱的です。

目標に対して、貪欲に頑張る精神力は、そこらの男じゃ勝てないくらい。

女装をみても分かる通り、完璧主義者が多い。
ミスを許されない中でどうやって自分のベストを尽くすかよく理解しています。

実際に、メイクアーティストや劇団、ダンサー出身のドラァグクイーンも多いので、とにかくプロ意識が高い。

女性的な話し方だからといって少しでも、ドラァグクイーンを見くびっていると痛い目にあうので注意しましょう。

女性でもドラァグクイーンできるって知ってた?

ドラァグクイーンって男性が女装するものってみんな思っていますが、
どこにもそんな縛りは存在しません。

女性でもドラァグクイーンになれるんですよ。

ただ、その場合はドラァグクイーンとしてのお作法があるので、
ドラァグクイーンのママをみつけるとやりやすいかもしれません。

ドラァグクイーンのメイクを真似する女性も多く、
レディーガガはメイクを参考にしていると公言しています。

ドラァグクイーンでいるときはドラァグネームで呼ぶことがマナー

これは当然かもしれませんが、
ドラァグクイーンに扮しているときには、生まれ持ってつけられた男性の名前でドラァグクイーンを呼ぶことはマナー違反です。

ドラァグクイーンでいるときは、別の人格として振る舞っているドラァグクイーンも多いので、
その時の人格に合わせてドラァグネームで呼ぶのがいいでしょう。

日本の芸能人でいうと、はるな愛さんが大西賢示と本名で呼ばれているような感じ。

ドラァグクイーンは性格が悪い?

「ル・ポール・ドラァグレース」を観ていると、性格がきついドラァグクイーンも一定数います。
しかし、大多数のドラァグクイーンは愛情深く親切な人が多いです。

強いて言うならば、はっきりと意見を主張する人が多いと思いますが、
それは性格が悪いわけではなく、米国の文化でもあるので、ドラァグクイーンに限った話ではないです。

ドラァグクイーンは、ドラッグファミリーといってお母さんや妹など、他のドラァグクイーンを家族のように大切に扱います。

お互い辛い時は助け合う。

義理と人情じゃないですが、人間味あふれる人が多いのです。

ドラァグをしているときも男性のアソコはしっかりある

ドラァグクイーンがドレスに身を包んでいるときに、やっぱり気になってしまうのが、男性のアソコどうなっているの!?という点。

あそこが女性みたいにツルンとしているので、どこに行った!?っと特に女性の方は疑問なはず。

レオタードを着ていてもしっかり男性のアソコはあります。

「タック」といって股の間にしっかり固定して女性のような形をつくる技術を彼らは編み出しているのです。
※最初は痛いらしい

ドラァグは意外と身近なものを使って工夫している

ドラァグクイーンがメイクをするとこみたことありますか?

彼らは完璧なドラッグを生み出すため、試行錯誤しているのですが、
意外とメイクに使われているのが日常的に使う文房具用品だったりします。

スティックノリ:自然に生えている眉毛を消すために、ノリで固める
ガムテープ①:かつらを被る時自然に生えている髪を押さえるために巻く
ガムテープ②:「タック」をするときに固定する
ホッチキス:ドレスのつなぎ目にホッチキスを使う

ドラッグをするためにアレヤコレヤ買ってもられないので、
身近にあるもので工夫しているようです。

日本の歌舞伎だってドラァグクイーンになりえる!?

ドラァグクイーンを別の世界の文化として捉えている人、大間違いです。
日本は古くより男性が女装する文化が根づいています。

特に歌舞伎役者は全員男ですし男性が女装する「女形」が人気だったりしますよね。

歌舞伎役者って芸術作品だと思いませんか?

ドラァグクイーンもまた同じ芸術なんです。
日本でこそもっと女装は流行ってもいいのではないでしょうか。