LGBTQ+プライド50周年をたたえ、AR技術を使った斬新なオンライン記念碑「Stonewall Forever(ストーンウォール フォーエバー)」が登場!

LGBTQ+プライド50周年をたたえ、AR技術を使った斬新なオンライン記念碑「Stonewall Forever(ストーンウォール フォーエバー)」が登場!

毎年6月はLGBTQ+のプライド月間(プライドマンス)とされています。
LGBTQ+の平等を訴えセクシャルマイノリティの存在を世界に伝えるとても大切な月間なのです。

1969年6月28日にはじめてLGBTQ+が声をあげたストンウォールの反乱は、プライド月間を象徴する歴史として人々の胸に刻まれています。

そして、2019年6月はストンウォールの反乱から50年。

LGBTQ+のプライド50周年記念をたたえ、「ストーンウォール国立記念碑」が設置してある公園にAR技術を使った斬新なオンラインデジタル記念碑「Stonewall Forever(ストーンウォール フォーエバー)」が登場した。

Stonewall Forever(ストーンウォール フォーエバー)

Stonewall Forever(ストーンウォール フォーエバー)は、NYC LGBTQ+のコニュニティセンターThe CenterGoogleが共同制作したもの。

ストーンウォール国立記念碑の公園の中心に色とりどりの小さなカケラがを集め、
空高くのぼっていくような虹を表現している。

この小さなカケラは、LGBTQ+コミュニティの人々の声や記憶を集めたもの。
貴重な写真やLGBTQ+の平等勝ち取るために戦った人々の音声を見て聞くことができる。

また、七夕の短冊のようにあなたもLGBTQ+のプライドをたたえる一人として投稿することができる。

Stonewall Forever(ストーンウォール フォーエバー)は、インターネットの中に生きるライブモニュメント。
実際にNYCに訪れなくても記念碑を体感することが出来るのが最大のポイントだ。

Googleが$1.5ミリオン(約150万円)かけて製作に挑んだ今回のライブモニュメントは、
AR技術やまるで仮想空間にいるような感覚になるサイトの設計など随所に最新技術が盛り込まれている。

①AR技術

実際にNYCのストーンウォール国立記念碑に訪れた人は、スマートフォンのアプリを通じてカメラ越しにストーンウォール フォーエバーの小さなカケラを楽しむことが出来る。AR(拡張現実)とは、実際に見て聞こえないものをデバイスを使って見えるようにする技術だ。日本だとポケモンGOや写真撮影アプリスノウで馴染みがある人も多いのではないだろうか。

www.advocate.com

②立体音響-バイノーラル録音

Stonewall Forever(ストーンウォール フォーエバー)のサイトに訪れると、ヘッドホンをつけて!というサインが最初に出てくる。
ヘッドホンを実際につけてみると、囁き声が自分を取り囲むように聞こえてくるのがおわかりいただけると思います。
この技術は立体音響と呼ばれる3D音を表現するひとつの手法。
一般的に立体音響を実現しようとするとぐるっと人を囲むようにスピーカーを設置しないといけません。
ただ最近流行っているバイノーラル録音という方法を使えばイヤホンやヘッドホンをつけるだけで立体音響を楽しむことが出来る。

LGBTQ+をよりリアルに身近なものに体感できるのが、
Stonewall Forever(ストーンウォール フォーエバー)ライブモニュメントなんです。