LGBTQの「Q」クィアとは?なぜLGBTにクィアが加わったのか?

LGBTQの「Q」クィアとは?なぜLGBTにクィアが加わったのか?

セクシャル/ジェンダマイノリティを表す言葉として、
LGBTが幅広く浸透していますよね。

最近ではLGBTではなく、
LGBTQと呼ぶのが一般的になってきています。

LGBTQの「Q」って何でしょう?

LGBTQは何の頭文字?

まず、LGBTQの頭文字はの名称をみてみましょう。

Lesbain    レズビアン

Gay      ゲイ

Bisexsial   バイセクシャル

Transgender トランスジェンダー

Queer クィア

「Q」の頭文字はクィアに該当します。

クィアってどういう意味?

クィア(Queer)

恋愛対象が異性ではない、だからといって、
同性が恋愛対象ではない人のことをクィアと呼びます。

クィアは例えば、のちにゲイやレズビアンになる人がなどが、
恋愛対象がはっきりとしていない時期に使ったりします。

LGBTQになる前は、異性が恋愛対象にならない人のことを必然と、
ゲイやレズビアンに分類してしまっていました。

けれども人によっては、恋愛対象が定まっていない人もいるのです。
そんな中、LGBTに該当しない人のために、クィアが用いられるようになりました。

クィアと呼ばれたくない人もいる?

クィアは最近使われるようになってきましたが、
元々同性愛者へ向けた軽蔑的な意味で使われていました。

1980年代後半にクィアの哲学者や活動化が、
世間に定義や考え方の見直しを訴えかけ、
現在一般的な用語として用いられるようになったのです。

なので人によっては、
あまりクィアと呼ばれることを好まない人もいます。

なぜクィアがLGBTに加わったのか?

クィアと呼ばれたくない人もいるのになぜLGBTQが浸透しているのか?

実はLGBTQは、LGBTTTQQIAAPの総称です。

今まで、LGBTが広く認知されていましたが、
セクシャル/ジェンダーマイノリティはもっと多様化しているんです。

LGBTQ+とは?LGBTQ+を理解するために知っておきたいこと

クィアは異性愛でも同性愛でもないセクシャル/ジェンダーマイノリティの総称としても用いられているのです。

英会話でクィアが使われる?

クィアですが、あまりクィアと誰かを呼ぶことはありません。

クィアはあくまでも異性愛でも同性愛でもない人の総称なので、
今の段階ではあまりクィアであるとカミングアウトする人もあまり見かけません。

LGBTQ+とは?LGBTQ+を理解するために知っておきたいこと

クィアですが、
海外のドラマをみていると会話の中で割とよく登場します。

例えば、「your queer part」あなたのクィアな部分、
「I feel queerness」クィアを感じる。

上記のように、人の心にあるまだよくわかっていない秘密な部分。
みたいなニュアンスで使われたりします。

queerはもともと英語で、
変や奇妙みたいな意味で使われていたのでその延長線上で、
今も日常会話として登場するようです。

ルポールドラッグレースなどnetflixでよくみているのですが、
結構クィアという単語が登場するので観ている人は注目してみてはいかがでしょう。

どうやってクィアって気づくの?

異性が好きではないという違和感から気づくことが多いようです。

一般的に異性と恋愛をすることが「普通」とされている世の中なので、
クィアだと気づく前は普通に異性とデートやセックスをしていたという人もいます。

正直に異性が好きかといわれるとそうでない。
けれども同性が好きなわけではない。

そんな人はクィアなのかもしれません。

クィアは、生物学的な性別どうのこうのよりかは、
その人の中身、アイデンティティに惹かれると言われています。

生物学的な性別関係なく、
アイデンティティをみて好きになる人をパンセクシャル等いいますが、

クィアは単に、自分の何かがまだ定まっていないのです。

自分が何が好きか考えている期間ともいえるでしょう。
そのままクィアでい続ける場合もあるし変わる場合もある。

セクシャル/ジェンダマイノリティの通過地点がクィアなのかもしれませんね。