ドラァグクイーン界のゴッドマザー、ル・ポールってどんな人？
ル・ポールといえば！ドラァグクィーンの人気番組「ル・ポールのドラァグ・レース」！
全世界から選抜された10数名のドラァグクィーンが、ドラァグ・スーパースターの称号と賞金をかけて過激に美しく真剣勝負する「ル・ポールのドラァグ・レース」は、まるで美のアスリートを観てるようで誰でも楽しめる番組。
時代の流れもありSNS経由で人気爆発した同番組は、2018年エミー賞5部門を受賞。
LGBTQにとって輝かしい歴史的快挙を成し遂げている。※エミー賞は2016年にも獲得していて今回2回目。
最初の放送から10周年を迎えた「ル・ドラァグ・ポールのレース」の支柱となっているのは、
番組のホストであり、ドラァグ界のゴッドマザー、ル・ポール。
彼女は、ドラァグクィーンを「私の子供たち（my girls）」「家族（family）」と呼び、
時には厳しく、時には優しくアドバイスをすることで、美しきドラァグクィーン世に送り出してきた。
ル・ドラァグ・ポールのレースを観たことないという方は、
女装コンテンスト！？と驚かずに是非観てほしい。
2019年はシーズン11のリリースも予定されており、
話題沸騰すること間違いなし。
ル・ポールのドラァグ・レース | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト
ドラァグクィーンの経験や才能・人生がつまったエピソードは、
もはやヒューマンドラマ。どんな身分・立場・性別・性指向の人でも心に響くに違いない。
【関連記事】世界の美しすぎるドラァグクイーン女顔負けの美女10人
番組の視聴者はお気づきかもしれないが、
ル・ポールの美しさ、カリスマ性や性格は群を抜いている。
ドラァグクィーンの中で群を抜いているというより、
人間として達観している。
番組をみればみるほど、過去の経歴や人生が気になる存在となったル・ポール。
そんなドラァグ界のゴッドマザー、ル・ポールのついてどのような人物なのか調べてみました。
数回に分けて記事アップしていきます！
ル・ポールってどういう人？
ル・ポールは愛称「ルー」。
ルーは自分のことを男性/女性というくくりで考えていません、
LGBTQでいうとジェンダーアイデンティティは、ジェンダークィアになると思います。
ドラァグクィーンは仮の姿で、
普段はジェンダーレスファッションで登場します。
女装しやすいようにとスキンヘッドにした頭、
スーツに少し大きなメガネを付けるのがルーのスタイル。
端正な顔立ちとすらっとしたスタイルのいいルーには何でも似合ってしまう。
彼女・彼？正直ルーに対して、適切な呼び方がよくわからない。
ドラァグクィーンの時は「彼女」がいいけど、
普段は「彼」がいいのかな？そう悩んでしまうユーザーが結構多い。
ルーはこう言っています。
「彼（He）と呼んでもいいし、彼女（She）と呼んでもいい. （省略）なんでもいいよ気にしない！私の名を呼んでくれるのであればね」
“You can call me he. You can call me she. You can call me Regis and Kathie Lee; I don’t care! Just as long as you call me.”
呼び方は彼女/彼どっちでもいいとのことです。
以下はルポールの情報をまとめたものです。
本名：ルポール アンドレア チャールズ（RuPaul Andre Charles）
国籍：アメリカ
誕生日：1960年11月17日（現在58歳）
出生地：カリフォルニア州サンディエゴ
身長：193cm
配偶者：ジョージス・リーバー（Georges LeBar）
性別：男性（生物学的性）
性指向：ゲイ
職業：スーパーモデル・タレント・歌手・俳優・ドラァグクィーン
※ルポール本人は、自分の性指向がどうであるかを公言しておりません。
アトランタでバーダンサーとしてキャリアをスタートしたルー。
タレント、俳優、歌手、作家、スーパーモデルと多岐にわたって活躍していますが、
やっぱりルーと言えば、ドラァグクィーン！
「ル・ポールのドラァグ・レース」ではドラァグクィーンに求められる要素は、
美しさはさることながら、以下の項目を満たしている必要があるとしています。
■カリスマ性（charisma）：人を惹きつける魅力
■ユニーク性（uniqueness）：独自性
■メンタル性（nerve）：精神力・忍耐力等
■タレント性（talent）：筋の良さ・才能
ルポールはまさにすべてを満たしている理想のスーパードラァグクィーン！
美しきドラァグクィーンとしてのルー
ドラァグクィーンに求められるのは、やはり美しさ。
生物学的には男性である人が、女装をするわけですから、
清潔感かつ女性的な体系を体現しないと「美」には近づけません。
あごひげやムダ毛の処理、
メイクの施し方、あそこの隠し方をすべてマスターしたうえで、
ドレスに身を包んだ美しいドラァグクィーンが生まれるのです。
ルーの魅力のひとつは、中身もさることながら見た目も美しいところ。
「ル・ポールのドラァグ・レース」でレースの前に登場するルーは本当にセクシーでグラマラスなのだ。
すらっとしたフォルム〇
引き締まったウエスト〇
豊満なバスト〇
セクシーなメイク〇
ゴージャスなヘアスタイル〇
ランウェイの歩き方〇
恐らくそこらへんの女性よりも格段に美しさを極めている。
彼女のスタイルの良さがわかる画像↓
193cmという高身長にヒールを履いたら、まあこうなりますよね。 笑
50歳には見えない、ルーの動画。
自分が50歳になったとき、こんなにきれいなお肌を保てるか不明すぎる。
若かりし頃のルー。
胸どうなっているの！？とちょっと疑問になりますが、
恐らくルーは豊胸手術していません。
View this post on Instagram
RuPaul Pop-Up Shop #sweetstorela Hollywood + Highland • Order online SHIPS INTERNATIONALLY
ドラァグの時だけ、フェイクの胸を作っていると思います。
なぜかというと普段胸がペタンコだから↓
実は、ルーある女優と見た目がそっくりということでちょっとバズりました。
タイラ・バンクス（Tyra Banks）
生年月日： 1973年12月4日 (年齢 45歳)
生まれ： アメリカ合衆国 カリフォルニア州 イングルウッド
身長： 178 cm
子供： York Banks Asla
学歴： ハーバード・ビジネス・スクール (2011年 – 2012年)
（引用元：googleリッチカード）
トップモデルとして活躍している彼女は、
ハーバードビジネススクールに通うなどめちゃ秀才。
そんな彼女とルーが似ているということでネットではこんな画像がたくさん出回っています↓
まあ、似ていると言えば似ていますね。
ル・ポールの内面的な魅力
ルーは見た目も美しいが、
彼女の内面こそがルーの本当の魅力だ。
彼女は貧しい家庭の出身。
とても苦労してのし上がってきたからか、
強靭な精神力もさることながら愛情にあふれています。
ドラァグレースで、ルーが必ずクイーンに言う言葉
「あなたが自分自身を愛せないのなら、だれがあなたを愛すの？（だから自分を愛しないさい）同意してくれるかしら？」If you can’t love yourself, how in the hell can you love somebody else? Can I get an A-men?
ドラァグクィーンには、トラウマや過去の辛い経験から、
自分に劣等感を感じてしまうクィーンもいます。
ルーは常に、自分をちゃんと自分が愛しないさいということでクィーンたちを励ましているのです。
また、ドラァグレースは最終的に優勝者を選出するため、
毎レースごとに勝者/敗者を決めなくてはいけません。
彼女は負けていくクィーンに対しても、
レースに負けだだけで、あなたはスターでい続けるのよと背中を押してくれる言葉をかけています。
ルーがここまで成功を収めている背景には、
やはり内面の美しさも兼ねそろえているからではないでしょうか。
耳から離れない、ルーのドラァグレースのテーマ曲がこちら↓
ル・ポールのドラァグレース、シーズン７のメンバーがPVに登場します。
sissy とは、女々しい男性へ向けて使う言葉、
ルーはドラァグレースの中でよく「”You betta Sissy that walk“. もっと女らしく歩きなさい」
という使い方をします。sissy that walk というタイトルは
女々しい男性（クィーン）へ向けて、もっと胸を張って女らしく歩きなさいというメッセージなのだ。
Sissy That Walk Lyrics 歌詞（和訳）
ソングライター: CHARLES RUPAUL ANDRE / PIANE LUCIAN MICHAEL
Sissy That Walk 歌詞 © On The Stick Music
Pick myself up, turn the world on its head
Don’t forget what, don’t forget what my mama said
People talking since the beginning of time
Unless they paying your bills, pay them bitches no mind
自分自身を奮い立たせ、世界中をひっくり返して
忘れずに、ママが言ったことを忘れないで、
はじまったときから人はずっとうわさ話をしている
彼らがあなたにお金を払わない限り、
私たちビッチ気にしないってことを（彼らに示しなさい）
And if I fly, or if I fall
Least I can say I gave it all
And if I fly, or if I fall
I’m on my way (I’m on my way)
私が成功しても、挫折しても、
少なくとも私はすべてを投げ出したと胸を張って言える
私が成功しても、挫折しても、
私は私の人生を歩んでいると
Fly, fly, fly, fly (uh oh, uh uh oh)
Fly, fly, fly, fly (uh oh, uh uh oh)
Fly, fly, fly, fly (uh oh, uh uh oh)
Fly, fly, fly, fly
Uh oh… now sissy that walk!
フライフライフライフライ
さあ、女性らしく歩くのよ
Better beware
Ain’t no T, ain’t no shade
But at the same time, bitches better get out the way
I’m a femme queen, mother of a house of no shame
My pussy is on fire, now kiss the flame
気を付けて、気を付けて、
真実「T」なんてない、シェード（隠れ家）もない
ただそれなら、ビッチ（邪魔者は）は道を開けなさい
私はフェミニンクイーン、恥ずかしがらない家の母
私のプッシー（あそこ）は燃えている、炎にキスして
And if I fly, or if I fall
Least I can say I gave it all
And if I fly, or if I fall
I’m on my way (I’m on my way)
私が成功しても、挫折しても、
少なくとも私はすべてを投げ出したと胸を張って言える
私が成功しても、挫折しても、
私は私の人生を歩んでいると
Fly, fly, fly, fly (uh oh, uh uh oh)
Fly, fly, fly, fly (uh oh, uh uh oh)
Fly, fly, fly, fly (uh oh, uh uh oh)
Fly, fly, fly, fly
Uh oh… now sissy that walk!
フライフライフライフライ
さあ、女性らしく歩くのよ
And if I fly, or if I fall
Least I can say I gave it all
And if I fly, or if I fall
I’m on my way (I’m on my way)
私が成功しても、挫折しても、
少なくとも私はすべてを投げ出したと胸を張って言える
私が成功しても、挫折しても、
私は私の人生を歩んでいると
Fly, fly, fly, fly (uh oh, uh uh oh)
Fly, fly, fly, fly (uh oh, uh uh oh)
Fly, fly, fly, fly (uh oh, uh uh oh)
Fly, fly, fly, fly (uh oh, uh uh oh)
Fly, fly, fly, fly (uh oh, uh uh oh)
Fly, fly, fly, fly (uh oh, uh uh oh)
Fly, fly, fly, fly (uh oh, uh uh oh)
Fly, fly, fly, fly
Uh oh… now sissy that walk!
-
前の記事
ミニマリストとして知られた画家ロバート・ライマン（88歳死去） 2019.02.13
-
次の記事
クィアアイのファッション担当タン・フランス！イスラム教徒×ゲイ、そして差別を乗り越え成功を収めた実業家。 2019.03.22